首の痛みを引き起こす物はたくさんありますが、首の周りの筋肉が硬く凝り固まったいたり、冷えたりで血液循環が悪くなったりすると寝ている間に痛めてしまう、寝違いを起こしやすくなってしまいます。
首の痛みを引き起こす病気としては、頚椎椎間板ヘルニアや、頚椎症性神経根炎などといった病態や、頚椎の骨の異常などが挙げられます。
<首の痛みの原因>
◆頚椎捻挫(むち打ち)
外傷性頸部症候群(がいしょうせいけいぶしょうこうぐん、英 traumatic cervical syndrome)は、頸椎捻挫(けいついねんざ)ともいうが、一般には、むち打ち症(鞭打ち症、むちうち症)またはむち打ち損傷という俗称で呼ばれています。
なお、「むち打ち症」という名前からは、拷問、刑罰、リンチなどによる、鞭で強くたたかれたときにできる外傷を連想するが、本来は「鞭振り症」とでもいうべきで、軀幹(胴体)の上にやや不安定な状態で乗っている重い頭部が、強い衝撃により、軀幹とは別の、鞭を振り回してしなったときのような、S字形の動きを強いられ、それによって、様々な症状が出現する疾患での事です。
自動車事故、特に追突による場合が多いです。
他に労働災害に、スポーツ障害や、整体やカイロプラクティックなどの『不適切な施術』による例も見られるそうです。
靭帯(じんたい)や関節包、筋肉などの障害のため、外見上あるいはX線診断における変化は見られないことが多いです。
いわゆる「むち打ち損傷」では、事故にあったその日はほとんど症状が出ず、翌日あたりから首筋、背中、肩のこりや痛み、耳鳴り・頭痛・めまい・吐き気・食欲不振などの不定愁訴が出現することが多いです。
自律神経系の症状と、首や背中の不快感・違和感は、その後周期的に現れ、数年または数十年に及ぶことも・・・。
◆寝違え
寝違え(ねちがえ、ねたがえ、英:kink in one's neckもしくはsprained neck )とは、睡眠時に起きた頸椎捻挫のこと。
なお、正式な医学用語ではないです。
睡眠中に無理な姿勢を取ったり、無理な首の動かし方をすることで首の筋肉に負担がかかり、筋違えをおこして筋肉痛に似た痛みが生じる症状のことである。
無理な体勢の継続によって首だけでなく、背中が違えることもあります。
症状は軽い場合から重い場合まで様々であり、寝違えによってプロスポーツ選手が欠場することもあるそうです。
寝違えにはいくつかの原因があります。
●睡眠時の姿勢が問題で、
首の関節や筋肉にかかっていた負担が原因の場合
●精神的なストレスの問題の場合
●慢性的な肩こりやリウマチが原因のケース
●横向きで寝る場合に枕と肩の高さが
合わない場合 など
寝違えは首が炎症を起こしている状態なので、決して自分で直接患部にマッサージを行ったり、無理に首を回したりしてはいけませんよ。
◆注意が必要な首の痛み
首の痛みの原因が病気に関係しているのは、約1割です。が、注意するに越したことはありません。
@脊柱は、肺や乳房などにできた『がん』が転移することが多く、首の痛みから『がん』が見つかることもあります。
@頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアで、脊髄が圧迫されると、手だけなく足にもしびれが起こることもあります。
@脊柱を結び付けている靭帯が厚くなる病気を脊柱靭帯骨化症といいます。
脊柱靭帯骨化症でも、脊髄が圧迫されて、手足がしびれることがあります。
◆その他の原因
@肩こりからの派生
特にデスクワークなどで、腕の疲労・肩の硬直が見られる場合、同時に首の硬直が起き、鋭い痛みと言うより、重く鈍い痛みがでます。
@甲状腺の機能低下に伴う首の張り
首の全面、喉仏の下辺りに位置し、ホルモンを分泌する内分泌器官であるが、この機能が低下するとからだの防御反応により、首の前面の張り感が増す。
(猫背などで顔の位置が肩より極端に前にある場合も首の前面が張る事がある。)
ホルモンバランスの崩れにより「冷え・むくみ・低体温・肌の乾燥・便秘・声枯れ」などが起こる。
@咬筋の過緊張
普段の咬み合わせの悪さやストレスなどで、噛み締める癖や歯ぎしりなどがあると、顎⇒頭の横⇒頭の後ろと緊張が伝わり、首の緊張を起こす。
ガムの食べ過ぎも注意です。
@外傷
肩や腕・手に体重が掛かる、または強い衝撃を受けた場合に、肩甲骨の位置異常が起こり、そのままにしていると、上半身のバランスを崩して行きます。
事故等による痛みが引いた後も、そのアンバランスから、肩・背中・首の緊張を引き起こしやすくなってしまうのです。
<当院での施術>
基本的には、首周辺の筋肉の緊張の緩和、首の骨(関節)の歪み・全身のバランスを取る為の矯正をする事がメインになりますが、寝違えの急性の場合は別です。
急性であれば、冷やして安静にしている事が大切なんですね。
筋肉が炎症を起こしているので、マッサージなどですと悪化する場合があるからです。
その為、当院では主に、関節の揺らし・矯正、炎症部分以外の筋肉の操作を行います。
特にどの動きで、痛みが悪化するか検査し、原因となる骨(関節)の歪みを特定・矯正して行きます。
また、頭の後ろ・脇の筋肉、首の前面・脇の筋肉を操作・緩和する事も行います。
元々肩こりが強いかなどは、手・腕の緊張緩和・操作を行う場合もあります。
<首の痛みの予防・セルフケアー>
対処法としてはまず、冷やして下さい。
数日経過した後、痛みが軽減してきたらマッサージなどを徐々に行うようにしましょう。
また、基本的には2,3日から1週間ほどで症状は治ります。
また「もう1度寝て寝違えて症状が悪化したら」と考えて寝ないのはかえって症状を悪化させるだけなので絶対にやってはいけません。
適度な睡眠がよいのです。
場合によっては睡眠中に寝違えによる痛みから解放されることもあるからです。
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