◆片頭痛(migraine)
「片頭痛」は「偏頭痛」とも書き、「へんずつう」または「へんとうつう」と呼びます。
朝、目が覚めて起きた時から頭痛として感じる場合や、太陽の光などを頭や目に受けて頭痛が起こった場合は片頭痛の可能性が高いです。
激しい運動後や緊張が解けてほっとした時、休日などにも起こりやすいです。
片頭痛患者の1割前後で、前兆(視野内にジャギジャギした閃輝暗点が生じるなど)が見られるそうです。
片頭痛の発生メカニズムについてはまだ解明されていない部分もあるが、有力な説としては「セロトニン説」と「神経血管説」の2つがあります。
また、遺伝の要因もあるとも考えられています。
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- ▼セロトニン説
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- ストレス・緊張などにより脳が刺激を受けると、血液成分である血小板から血管を収縮させる作用を持つセロトニンが多量に放出されるようになり、脳内の血管が収縮する。
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- 時間の経過と共にセロトニンが分解・排泄されて減少すると、一度収縮した血管が逆に広がりはじめるようになり、この時に頭痛が起こるようになるというものです
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- ▼三叉神経血管説
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- 脳から伝えられた何らかの刺激が血管周囲にある三叉神経を刺激し、三叉神経の末端から血管を拡張させる作用をもつサブスタンスPなどのさまざまな神経伝達物質が分泌される。
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- その結果、血管が広がり、その周囲に炎症が起こって頭痛として自覚されるというもの。1980年代から有力視されてきた説の1つですね。
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片頭痛は血管による拍動性の痛みで、若い女性に多く、しばしば家族性(遺伝性)であります。
片頭痛の前は・・・、
〇食欲が旺盛になる、
〇甘いものが食べたくなる、
〇眠気をさそう、
〇天気に左右される
などと言われているが、正確に発作を予知することは不可能だと思われます。
悪心嘔吐・羞明・めまい・圧痛・食欲不振・多幸感などを伴うこともあります。
前兆を伴うタイプもあり、
〇視覚暗点・閃輝暗点(ギラギラ輝く歯車のようなものが見える)
〇一過性半盲(視界の一部が一時的に欠けて見えなくなる)
〇片麻痺・片側性感覚障害(痛みと半盲の出ている側の手の痺れ)
〇言語障害(舌のもつれ)
などが前兆としてみられます。
睡眠で軽快することが多いですが、起床で始まることも多いです。
但し、睡眠中に呼吸が無意識のうちに止まってしまうという「睡眠時無呼吸症候群」が原因となっていることもあります。
口呼吸する習慣のある人・肥満気味の人は要注意ですね!。
軽症ではNSAIDs、中等症以上ではトリプタン系薬物が用いられますが、エルゴタミン製剤も有効な場合があるそうです。
またカフェインも効果的ということでコーヒーや緑茶を飲むのも良いといわれています。(血管収縮作用があるから?)
▼予防とセルフケアー
軽症ではアスピリン・ナプロキセンなどの NSAIDs、中等症以上の頭痛や過去に NSAIDs の効果がなかった場合にはトリプタン系製剤を服用します。
制吐薬併用も有用である場合もあります。
トリプタン系製剤投与にもかかわらず再燃が多い場合、エルゴタミン/カフェイン製剤が使われることがあります。
過労やストレスを溜めないよう、こまめに気分転換をはかる。
睡眠不足・睡眠のとり過ぎも片頭痛が起こりやすくなる要因となるので、規則正しい生活を心がける。
頭部への直射日光を避ける。片頭痛の場合、安静にして痛むところを指で軽くおさえたり、冷やしたりすると痛みを緩和できる場合がある。
まれに、コーヒーなどのカフェイン飲料が効くこともある。
理想的な生活をするのは、現実的ではありませんが、自分のからだの辛さは、誰も変わってはくれません。
自分の体を大事にして、出来るだけ、やってみましょう!
予防策として、ビタミンB2やマグネシウムを多く含む食品を摂取すると良いという説や、ハーブ療法では西洋フキ(バターバー)やナツシロギク(フィーバーフュー)なども知られていますね。
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